体の描き方。

◆ 人間を描く。 ◆
( 体の描き方 )

● 体の描き方(全体の形)

人の形と各部の比率

      物体を正確に描くうえで比率を見る事が大切であことは前に
    も書きましたが、もちろん、人を描く場合でも、同じことがい
    えます。
    では、人を自然なかたちに上手に描くために、体の各部分の大
    きさがどのようになっているのか、そして、人はどんな形をし
    ているのか、主にこの2つの点をこれから学んでゆきましょう。

理想の人体
      西洋美術の世界では、8頭身が理想的な人体とされています。
    というわけで、人の体は、頭の大きさを基準に8個の部分に分
    けられます。
      では、体の関節の各部分が8等分した線のどの位置にあるの
    かをよく理解しておきましょう。
    これを正しく理解しておくと、何も見ないで人を描くときにと
    っても役にたちます。

成人男性の理想的な体
[Fig.1](正面から見た図)をご覧ください。

縦の線を8等分して番号をふります。

 1.  股下が体の中心(0のところ)になります。
 2.  股下から、1頭身上(1のところ)にへそがあります。
 3.  へそから、1頭身上(2のところ)が乳頭になります。
 4.  そして、乳頭(2)から顎(3)までが1頭身分になります。
 5.  股下から膝小僧の下(-2)までが2頭身分、
 6.  膝小僧の下から地面(-4)までが2頭身分です。
 7.  肩の高さはへそ(1)から1と2/3頭身
   (頭のてっぺんから1と1/3頭身)です。
 8.  肘はへその高さ(1)の位置になります。
 9.  手首は股下(0)の位置です。
10.  へそから-1と1/3頭身の位置にお尻があります。
11.  肩幅は2と1/3頭身の幅をもっています。

[Fig.2](横から見た図)をご覧ください。

 1.  中心線が頭の胸の真ん中を貫いています。
 2.  脛に注目!
     中心線よりも後ろにあることがわかります。
 3.  胸は鼻よりも前に出ています。
 4.  胸は腹よりも前に出ています。(当然!!)
 5.  足のつま先は胸の線と同じラインにあります。
 6.  首は前に傾いています。

成人女性の理想的な体
(女性の体の各部の比率は当然男性とは異なります。)

[Fig.3](正面から見た図)をご覧ください。

縦の線を8等分して番号をふります。

 1.  女性の場合、体の中心(0)は、股下より少し上のところに
   あります。
   股下は、体の中心(0)から1/3頭身下にあります。
 2.  女性の場合、へその位置は(1)よりも若干下の位置になり
   ます。
 3.  女性の場合、(1)から5/6上の位置が乳頭になります。
 4.  そして、乳頭(2)から顎(3)までが1頭身分になります。
 5.  股下から膝小僧の下(-2)までが2頭身分、
 6.  膝小僧の下から地面(-4)までが2頭身分です。
 7.  肩の高さは(1)から1と2/3頭身
   (頭のてっぺんから1と1/3頭身)です。
 8.  女性の場合、肘は(1)より若干上になります。
 9.  手首は股下(0)の位置です。
10.  (1)から-1と1/3頭身の位置にお尻があります。
11.  肩幅は2頭身です。
12.  腰の幅は1頭身です。
13.  臀部の幅は1と1/3頭身です。


[Fig.4](横から見た図)をご覧ください。

 1.  中心線が頭の胸の真ん中を貫いています。
 2.  脛に注目!・中心線よりも後ろにあることがわかります。
 3.  胸は鼻よりも前に出ています。
 4.  胸は腹よりも前に出ています。(当然!!)
 5.  足のつま先は胸の線と同じラインにあります。
 6.  首は前に傾いています。


[ 肩の動き。首、背中 → ]




Copyright.(C) 1998 Yamada Tadaaki